陶器製の食器のお手入れと保管は丁寧に行う
陶器製の食器は使いやすく品のある質感が大きな魅力です。
しかし、長く使い続けていると次第に水垢や茶渋などの汚れがこびり付いてしまい、見た目が汚くなってしまいます。
保管場所についても湿気や日光などの刺激を受けない所を選ぶ必要があります。安価な製品であっても適切な方法で扱えば長く使い続けることは決して不可能ではありません。
陶器製の食器のお手入れ方法としてこまめな洗浄が挙げられますが、表面のガラス質の皮膜を傷つけてしまうので磨き粉が含まれている洗剤は避けます。水垢や茶渋を取り除くには漂白剤を混ぜた温水に浸して汚れの色素を取り除くか、柔らかい布で根気強く拭き取り作業を続けるのが無難な方法です。
洗浄を終えた食器はわずかでも水気を残さないように拭き取った後、通気性が良い暗所に置くのが正しい方法です。日差しが当たる場所に食器棚を置き、その中に食器を置く世帯は少なくありませんが、このような扱い方は日光による陶器の劣化を促進させてしまいます。
お気に入りの食器を傷めないためには日光に当てないのが効果的な対処法なので、食器棚の位置を変えたり、遮光カーテンを取り付けるなど、日光の刺激を避けることが大切です。
こまめに食器棚を開放して内部の湿気をできるだけ減らすことを忘れないようにしましょう。